
2025年10月30日にJR西日本からハローキティ新幹線の運行終了のニュースリリースが発表されました。2026年春の運行終了という表現になっています。また、2024年7月24日には2027年を目処に500系の営業運転を終了するというニュースリリースが出ていました。長らく愛されてきた500系新幹線が間もなく姿を消します。
本記事では、ハローキティ新幹線の前身であるエヴァンゲリオン新幹線「500 TYPE EVA」について、私の撮影してきた写真を紹介します。なお、2025年11月時点で、500 TYPE EVAの Webサイトはまだ残っています。
500 TYPE EVAの運行期間は2015年11月から2018年5月まで
2015年11月7日から運行を開始した500 TYPE EVAですが、私が撮った最も古い写真の日付はその翌週の2015年11月14日です。ギャラリーの多い新大阪で撮影してから後続の新幹線で先回りして、福山から徳山まで500 TYPE EVAに乗車して車内を撮っていました。2015年は山陽新幹線の全線開業40周年ということで、記念の40周年マークも付いていました。この40周年記念マークは後に消えます。








車内も至るところに装飾が行われていました。1号車の実物大コックピットは拝見できませんでしたが、2号車の特別な装飾が施されたカーテンは2種類とも撮ることができました。シートや通路のデザインも凝っています。








500 TYPE EVAは2018年5月に運行終了しましたが、最後まで綺麗な姿を保ち続けました。




500 TYPE EVAの全車両の写真
500 TYPE EVAは一両ずつ異なるデザインが施されており、特に実物大コクピットを搭載した1号車は全ての客席窓が埋められていて、それまでの新幹線の常識を打ち破った外観に強い衝撃を受けました。
昔読んだ画像処理の本で、通過する列車の側面を動画で撮影して、各フレームをつなぎ合わせて編成写真を作る手法を知っていたので、これを実現したソフトが既に存在しているのではないかと探したところ、見つけたものがTrainScannerでした。
500 TYPE EVAの運行最終月となった2018年5月に編成写真を撮影しています。私にとってはこれが500 TYPE EVAの最後の一枚です。この時点では、山陽新幹線全線開業40周年の記念マークは消えています。









順光になる太平洋側の側面だけ撮り残し、反対側(山側・日本海側)の編成写真は逆光になるため撮っていませんが、一枚撮りの写真で反対側を調べてみると、どうやら左右反転しているだけで同じデザインだったようです。中間車両のデザインは少しずつ異なっていたことが、この編成写真から伺うことができます。

